瀕死家族~発達凸凹息子とうつ夫とまいっかママ~

不登校&ゲーム依存症で入院した息子・うつ夫との生活。

小5息子、再度不登校に⑮息子がゲーム依存症で入院した日

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今日はついに息子を入院させる日。

朝になってもう一度息子に
「病院に行けそう?」と聞いても
「絶対行かない!!!」の一点張りで
部屋にバリケードを作って抵抗しています…。


ですよね。


こうなったらやはり救急車に乗せるしか
方法がありません…

人生で初めて119番にかけました。

朝イチで119番…
人生初…119番…
スマホを持つ手が震えます

「事件ですか?事故ですか?」
…いや、事件でも事故でも…

「…?どういったご用件でしょう?」
…かくかくしかじか…息子を病院に…

「上に確認します」とのこと。
「確認しましたが、そういったケースは
 受け付けられないということでした。」


…ですよね。


気を取り直して民間の救急車へ!
「当面予約が一杯で…」

…えー!!
入院はできることになったのに
病院に連れていけない!!


申し訳ないと思いながら、
もう一度119番…
「事件ですか?事故ですか?」

…いえ、事件でも事故でもなく、
かくかくしかじか、
連れていく手段がなくて…
何とかご対応頂けないでしょうか。
もう大泣きしました。


「…わかりました。今回だけです。
 ただ、救急車で暴れると困るので
 警察の付き添いを要請してください。」

今度は110番…。
110番も初めて…どきどき

…かくかくしかじかで、
息子を入院させたいので、
付き添って頂けないでしょうか。


「そういったケースは過去にないですね…」
「上に確認します」


…ですよね。


これで断られたらどうしよう…


待つこと10分ほどで折り返し。
「今回だけ特例で伺います」

やったー!!

警察も付き添ってくれるということを
再度119番に連絡。
救急車と警察が30分後に来ることに。


ここまで3時間かかりました…
あー疲れた。

…あと30分

バリケード作ってる息子も、
さすがに警察きたら出てくるかな。


待つこと30分ほど。
警察と消防の方が到着しました。
まるで大事件のようです。


部屋に閉じこもる息子に
「もう自分でもわかると思うけど
 依存性になっているので治療が必要だよ。
 寂しいけど息子のために入院しよう。」
と泣きながら声をかけました。


でも、息子は閉じこもったまま。


消防と警察が来たら、
意外とすんなり出てくるのでは?と
淡い期待もありましたが全く出てきません…。

それどころか、
部屋にバリケードを強化して抵抗しています。


さすが…!!


やはり息子は誰に対しても動じません…
息子の良いところでも悪いところでもあります。


警察と消防の方も
「無理やり連れていきたくはないので」
と10分ほど息子が自分で出てくるのを待ってくれました。


しかし、やはり息子は出てきません。


「申し訳ありませんが扉を開けますね」
「…お願いします。」


警察の方が部屋をこじ開けてくれました。

息子は泣きながら扉を押さえていました。
パニック状態なので話はできません…。

でも、警察の方も消防の方も
息子に優しく声をかけてくれて
息子が落ち着くのを待ってくれました。


「無理やり連れていくのは簡単だけど、
 やりたくないからお話しようか」と。


扉を開けて息子の部屋に入ると
壁一面に「オレ以外みんな死ね」
大きく殴り書きがありました…


息子の孤独や絶望を感じ
涙が止まりませんでした…。


警察や消防の方もその殴り書きを見て
「いつも一人でここにいるの?」
「寂しくないかい?」
と優しく声をかけ続けてくれました。


暴れる息子を何とか柔らかくねじ込み
(警察の方の見事な技術…!!)
万が一の怪我がないよう刃物類をサッと
隠しお話をしてくれました。


お話を続けること1時間ほど。
(皆様、本当にありがとうございました…)


ようやく息子は話ができる状態に。

「病院には行かない!」
「一生部屋にいる!」
の一点張りでしたが、徐々に諦めたようで、


息子「100万円くれたらいく」と。
消防「オジサン達貧乏だから100万円ないな~」
息子「じゃあ10万円でもいい」
消防「10万円もないよ~」
息子「10万円もないなんてゴミだな」


本当に本当に失礼な息子ですが
優しく会話を続けてくださいました。


消防「自分で救急車乗れる?」
息子「ムリ」
消防「じゃあ嫌だけど、腕を掴んで連れていくね」
息子「仕方ねーなー」


と消防と警察の大きい大人3名に
腕を掴まれ抱えられ救急車に乗り込みました。


あの日の消防&警察の皆様、
たくさん息子の話に付き合ってくれて
本当にありがとうございました。


さすがに観念したのか、
救急車では大人しくなりました。

またまた、人生で初めて救急車に乗りました。

病院につくとすんなり先生にゲーム機を渡し
すぐに入院となりました。

本人も自分の状況はわかっていたようです。


病院について息子を無事に送り出すと
病院の先生や消防の皆様からの優しいお言葉。

「ここまでよくご家族でやってこられましたね」
「何かあればいつでも頼ってください」
「今日はゆっくり休んでくださいね」


涙が止まりませんでした…


帰宅して息子のガラーンとして部屋を見て
喪失感と後悔で…大号泣しました。


夜うつ夫と二人でワンワン声を上げて泣きました。
うつ夫があんなに泣いたの初めてでした。


でも久々にゆっくりと寝ることができました。
安堵しました…。


壮絶な1日でした。


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